2026.6.2 宮城学院女子大学 1年次科目・ビジネスレディネス にお招きいただいた際のレポートです。
以下にも掲載いただきました!ありがとうございます🍄
宮城学院女子大学 宮城学院女子大学オフィシャルサイト。1886年創立の歴史と伝統あるキリスト教主義学校。「愛のある知性を。」4学部9学科を設 news.mgu.ac.jp 
1. 始まりは、ある初夏の風に乗って
初夏の爽やかな風が吹き抜ける6月2日。杜の都・仙台にある宮城学院女子大学、講義館5階C503教室は、かつてない熱気に満ちていました。集まったのは、現代ビジネス学部の1年生を中心とした学生117名と先生方7名、総勢124名。窓の外に広がる穏やかな景色とは裏腹に、室内には「一体何が始まるのか」という期待と、好奇心の胞子が静かに漂い始めていました。
この日、1年生向けの「ビジネスレディネス」という大切なオムニバス講義に招かれたのは、スーツ姿の講師……ではなく、一人の「キノコ」でした。実はこの回、先生の粋な計らいで、私、マッシュ&ルームの「キノコ1号・味付師」が教壇に立つことになったのです。

目指したのは、専門的な知識を一方的に伝える講義ではなく、ICT(情報通信技術)を身近に感じてもらうための「ざっくばらんな対話」。ICTの裏側にあるワクワクを言語化し、学生たちの心に「ちょっといい」魔法をかける冒険の始まりです。
2. 「AIよりなんかいい」デジタルという名の魔法の道具
「ビジネスと情報技術」というテーマを掲げながら、スライドに映し出した最初のキーワードは、「AIよりなんかいい ちょっといい」というコンセプト。ICTを単なる無機質な技術としてではなく、誰かの日常を少しだけ明るくし、笑顔を届けるための「魔法の道具」として定義しました。

講義の温度を一気に変えたのは、ツール「キノコLiveVibe」を使ったリアルタイムの双方向コミュニケーションです。「キノコと聞いて浮かぶものは?」という問いには、「しめじ」「なめこ」「毒キノコ」といった賑やかな言葉が画面を埋め尽くしました。

しかし、問いを「情報・情報通信」に変えると、画面(ワードウォール)には「プログラミング」「ハッキング」「トロイの木馬」「Cookie」といった少し身構えるような言葉や、「難しい」「めんどくさそう」といった本音が並びます。中には「肌ツヤよし」なんていう、デジタルの枠を超えたユーモア溢れるコメントも。こうした複雑な感情を可視化すること自体が、ICTによる「つながり」の第一歩となりました。

また、恒例の「キノコ or タケノコ」論争では、キノコ派46%、タケノコ派54%という、講師としては少し悔しい(?)結果に。しかし、こうした何気ないやり取りが、デジタルという壁を溶かしていくのです。

3. 教室を冒険の舞台に変える「キノコラリー」
ICTの真髄は「体験」にあります。そこで、教室全体をフィールドにしたゲーミフィケーション実習「キノコラリー」を敢行しました。学生たちは自分のスマホを手に、教室内に隠された「えりんぎ」「なめこ」「まいたけ」といったキーワードやQRコードを探す冒険者へと変貌したのです。
分析レポートによれば、その熱狂ぶりは数字にも表れています。
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参加者数: 99人
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総活動数: 436回
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全体クリア率: 79%

クイズの内容には、大学の3ポリシーや学長メッセージを織り込みました。特に「カリキュラム・ポリシー」については、ゲームを通じて学ぶことで、難解な用語も「自分事」として脳内に入っていきます。また、先週行われた「テーブルマナー(フレンチ)」の思い出クイズでは、正解のファンファーレが鳴るたびに喜びの声が上がりました。ICTという「魔法」によって、学びがワクワクする体験へと書き換えられた瞬間でした。
4. 5213クリックの先に生まれた「ワクワク」の連鎖

この講義で最も熱かったのは、画面上に配置された「仕掛けボタン」への反応です。画面には「マジで?」ボタンと「キノコ」ボタン。味付師が「まだ押さないで!」と言えば言うほど、学生たちは「禁断の果実」に触れるかのようにボタンを連打。結果、講義中に押されたクリック数は合計5213回 (キノコボタン:5145、マジで?ボタン:68)に達しました。


コメント機能を通じて寄せられる声も、匿名だからこその温かさとユーモアに満ちていました。
「キノコの正体は何ですか?」 「会社に26年もいるのがすごすぎる……」(古株…?との声も) 「キノコになる場合、種類は選べますか?」 「MBTIは何ですか?」
エリンギさんや、しいたけさん(仮名)といったニックネームで飛び交う言葉たち。ICTが「人と人をフラットにつなげる媒介」となり、教壇と客席という物理的な距離を消し去っていました。

5. 考察:「一億総キノコ」という優しい未来
キノコ・エンジニアとしての私の哲学は、「一億総キノコ」という世界観に集約されます。それは、性別、年齢、肩書きに関係なく、誰もがフラットで、互いを尊重し合いながら、ゆるやかに共存できる優しい社会のことです。
私たちの人生には3つの大切な円があります。
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パブリック(仕事): 責任を持って社会に貢献する場所(私にとっては、仕事での日々です)。
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プライベート(個人・趣味): 大学生の頃からどっぷりハマっているMr.Childrenや、読売ジャイアンツ(4番サード・原辰徳!)を愛でる大切な時間。
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ソーシャル(キノコ): 肩書きを脱ぎ捨て、「キノコ」として人々とつながる第3の居場所。
学長メッセージにあった「自分らしさを発揮しつつ他の人びとと共に生きる道を探し求める」という言葉。ICTを使いこなすことは、この「自分らしさ」を守るための力になります。仕事でも趣味でもない「キノコ」という遊び場があることで、人生の土壌はより豊かになるのです。

6. おわりに:明日へ続くキノコの胞子
最後に、この不思議な講義を快く受け入れてくださった宮城学院女子大学の先生方、そして、慣れない「キノコ」との冒険を全力で楽しんでくれた117名の学生の皆さんに、心からの感謝を捧げます。

皆さんの心に蒔かれた「ワクワク」の胞子が、いつか社会というフィールドで、自分らしい色とりどりのキノコを咲かせることを願っています。デジタルは決して怖いものではありません。それは、あなたの「好き」や「誰かの笑顔」を形にするための、一番身近な魔法なのですから。
ちょっとのITとICTでちょっとの笑顔とワクワクをこれからもお届けします。
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マッシュ&ルーム 創造せよ!頭にキノコが生えるまで マッシュ&ルーム(通称キノコ) 主に品川区を中⼼に活動する任意団体。仕事や会社の枠にとらわれず、⼦供たちの笑顔のため、お年 mashandroom.org