キノコ、2016年最初となるハッカソンへ
テーマは、Webxクルマ。
http://www.kddi-ri.jp/hackathon/2016/result
W3Cは、現在、自動車の各種走行情報をWebアプリケーションから利用するためのI/F仕様である W3C Vehicle API を策定中で、今回のハッカソンはそのAPIを使ったWebアプリケーションの作成を競うものでした。
なんとキノコ軍団に対抗したけのこの里軍団なるものが急遽現れたり、ハッカソンそのものとしても盛り上がりました。
受賞作品・詳細は上記サイトを御覧ください。
キノコとしては、APIで取得した自動車のデータや、協賛APIで取得した周辺のおすすめスポットや天気などをトリガにし、クルマを擬人化しました。
クルマはトリガをもとにセリフが設定されていて、そのセリフを今度は人工知能(Lineりんなちゃん)になげて返答をもらいます。その返答を音声で出力し、運転手としては擬人化されたクルマと人工知能の会話をラジオやBMPを聴く感覚で楽しめるものです。
Webアプリケーションということで、取得した自動車のデータはどうしても遅延が課題となります。今回のテーマから誰向けのアプリケーションにすべきかを考えた時に、1つはデータをクラウドに貯めこんで、別途解析したり閲覧する人用が考えられます。もう1つはリアルタイムにクルマを運転している人に向けたサービスが考えられます。
ただ、先の遅延が考えられる以上、危険予測などには使うことは難しいと判断し、であれば運転手にホスピタリティを提供することを目的にしようとなりました。そこで考えついたのが、運転手x擬人化されたクルマx人工知能です。
人工知能はSNSのログから会話ができるであろう将来を想定しています。SNSのログには運転手本人の人生のログが詰まっていて、家族との思い出や本人の趣味・嗜好が蓄えられています。このログをもとにした人工知能で会話をすることができれば、より本人に寄り添ったホスピタリティを提供できるものと思います。
受賞には至りませんでしたが、キノコの印象は多くの方々に残ったと思います。